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クレジットカード付帯の海外旅行保険の使い方【病気・盗難体験談】

慣れない海外旅行では何が起きるかわからないから、事前に保険の使い方を確認しておきたい。よくあるハプニングのときにどんな手順で海外旅行保険を使えばいいの?

こんな疑問に答えます。

  • クレジットーカード付帯の海外旅行保険の使い方【経験談】
  • クレジットカードの海外旅行保険を使うときの注意点
  • 海外旅行で持っていると安心のクレジットカードとは

 

この記事を書く私は、年に3〜4回ほど海外旅行に行っているのですが、ここ数年は年に1回はクレジットカード付帯の海外旅行保険にお世話になっています。

海外によく行く人の中にも海外旅行保険を一度も使ったことがないという人もいますが、実際海外に行ってみるとトラブルは付き物だなというのが個人的な感覚。

たとえば急な体調不良や空港でのロストバゲージ、乗る予定だったフライトの突然のキャンセルなど、予測しないことが起こるのはそれほど珍しことではありません。

 

なので、海外旅行に行くときには海外旅行保険がついているクレジットカードの持参は必須なのですが、実際にトラブルに見舞われたときに使い方を知らないと適切に対応できずに必要以上にパニックになったり損することも…

というわけで、この記事では実際に私が海外旅行で保険を使ったときの手順を詳しく解説します。ちょっと長い記事になってしまいましたが、ぜひ読んでみてください。

備えあれば憂いなし!

ゆりえった
ゆりえった
どんな場面でどのように保険を使ったのかお話します。初めて海外旅行に行く人、これまでに海外旅行保険を使う機会がなかった人向けの記事です。

 

海外旅行保険の使い方:体調不良の場合

 

これまでに私が海外旅行保険を使ったシーンは急な体調不良

実際海外旅行保険が適用されるケースでも体調不良やケガが多いようですが、使い方を知らずにいるとせっかく申請しても保険金を受け取れない場合もあるので、これからお伝えする私の体験談と実際に保険を使った手順を参考にしてみてください。

 

トラブル発生〜診察まで

ある年の1月にシンガポールに行ったときのこと、日中外を歩いていたときに突然めまいがして、そのままそこで数秒間意識を失ってしまいました。

その後すぐに意識は戻ったのでしばらく日陰で一休みしていたのですが、その後もめまいが治まらないのですぐに病院へ。(運よく通りかかった親切な現地の人が車で最寄りの病院まで送ってくれました!)

 

病院に到着後、受付で緊急外来を案内されフラフラしながら待合室へ。

幸い私の彼(ヨーロッパ出身)は英語も堪能なので受付などは全て対応してくれました。(私はめまいがひどくて話せる状態じゃなかった…)

 

診察もすべて英語でしたがTOEIC650点(何年も前の点数ですが…)の私でも理解できる英語で話してくれました。

どうやら寒い冬の日本から高温多湿なシンガポールに来て身体が慣れない中、長時間十分な水分補給もせず外を歩いていたことで熱中症に近い症状になっていたのだとか。

ゆりえった
ゆりえった
今まで熱中症になった経験はなかったのでかなり驚きました。

 

その後、受付でパスポートを提示し、診察料金と薬代26,000円をクレジットカードで支払い(高額で驚き!)、無事元気に旅行を続けることができました。

…と、ここまでなんと保険の使い方をよく知らぬまま旅行していたので、「帰国してから調べればいいか」くらいの気持ちで、支払った金額も全て返ってくるものと安心しきっていました。

 

保険金の請求の流れ

帰国後、すぐにメインのクレジットカード会社の保険窓口へ電話。

すると、帰国後の請求でも病院を利用した日から一定の期間内に申請すれば保険金がしっかり支払われれるとのことで、自宅へ必要書類を送付してもらいました。

病気などの場合、保険会社へ提出する書類は、主に事故発生時の詳細等を記載する保険金請求書(保険会社が送ってくれる)病院へ支払った領収書・精算書等。

 

これらを全て揃えて保険会社に送付したところ、数週間後には無事シンガポールで支払った金額分が指定した銀行口座に振り込まれました。

ゆりえった
ゆりえった
結果的に、日本で病院に行くより安い!実質自己負担ゼロなので。

 

なお、現地で病院に向かう際にタクシーや公共交通機関を利用した場合は、交通費も保険金に含まれるので、可能な場合は領収書をもらっておいた方がいいです。(私は現地の人が送ってくれたので交通費はかかりませんでしたが。)

 

反省点

最終的には無事保険金が支払われたので問題なかったのですが、いくつか反省点があります。

まず、旅行に行く前に事前に手持ちのカードの海外旅行保険窓口の問合せ先を調べておくべきでした。

私が持っていたクレジットカードではキャッシュレス診療にも対応しているので、病院に行く前に保険窓口へ電話していれば、保険会社から病院へ電話してくれてそもそも現地での支払いが発生しなかった可能性もあります。

 

また、今回は現地の人が助けてくれたからよかったのですが、もし誰も周りに助けてくれる人がいなかったら、どの病院へ行けばいいかすらわかりませんでした。

これも事前に問合せ先を調べておけばスムーズに保険会社へ連絡でき、保険会社から病院を紹介してもらうこともできたし、保険会社から症状を病院側へ説明してくれることもあるので、診察まで長い時間待つ必要がなかったかもしれません。

彼に色々と心配や負担をかけてしまって反省しています。

ゆりえった
ゆりえった
具合が悪くなってしまうと本当に余裕がなくなるので、事前に現地から保険会社への連絡先を調べておくことをおすすめします!

海外旅行保険の使い方:盗難にあった場合

 

恥ずかしながら海外旅行ではこれまでに2度、盗難の被害にあったことがあります。

これは自分の不注意でもあるのですが、いずれも数十万単位で貴重品を盗まれてしまったので海外旅行保険には本当に助けられました。

ここでは、ロシアでの野外ビッグイベントに参加したときの盗難にあったときのお話をします。

 

トラブル発生〜警察への届け出まで

ロシアで行われたスポーツイベントを観に行ったときのこと、上の画像のように芝生に座って巨大なスクリーンを通して観戦していました。(実際は画像よりもさらに人の密度が高かったです。)

試合に夢中になっている間、自分の横に置いていた大きめのトートバッグからうっかり目を離してしまい、気がついたときには丸々なくなっていました…

ゆりえった
ゆりえった
中にはちょっと高めのカメラやサブ用のスマホ、買ったばかりのユニフォームなど合計30万円ほどの品が入っていたので、かなりショック!

 

観戦どころではなくなりすぐに警察へ。

大きなイベントということもあってイベント会場ですぐに警察官を見つけることができ、事情を説明したところ、すぐに野外テントへ案内され、しばらく待っているように指示されました。(ロシアでも最近は英語が話せる人が増えているようです。)

 

すると、「君たちのバッグはこの中にあるかい?」といくつか写真を見せてくれました。

どうやらすでに多数の落とし物が届けられていたようで、安堵と期待する気持ちで写真を確認したのですが、残念ながら私のバッグは見当たらず…

このときすでに夜の8時過ぎ。ここから近くの警察署に案内されて事情を説明することになりました。

ゆりえった
ゆりえった
余談ですが、このとき初めて警察署の奥まで入ったのですが、イベント会場で泥酔して暴れて捕まった人たちがたくさんいて怖かったです。笑

 

警察署に到着後も担当の警察官たちが忙しいようでしばらく待たされましたが、待っている間渡された書類に必要事項を記入(英語)し、その後事務所へ通されました。

事務所ではイベント会場の防犯カメラをもとに現場を探したのですが、人が多すぎて防犯カメラの映像からは何も確認できず断念。

盗難品は戻ってくる可能性が極めて低いことを説明され、盗難にあった証明書を渡されてホテルに帰りました。(このときすでに深夜0時過ぎ…!)

 

保険金請求の流れ

結局盗難品が返ってくることはなく、そのまま帰国。

すぐにクレジットカード会社が提携する保険会社に連絡して事情を説明し、必要書類を送ってもらいました。

そして、保険金請求書(保険会社が送ってくれる)、盗難にあった品物の説明書き購入時の金額がわかる明細書(ネットで購入したものばかりだったので、盗難にあった全ての明細書を準備できました)、ロシアの警察から渡された証明書等を保険会社へ提出。

 

書類提出から2週間ほどたった頃、被害にあった金額相当がきちんと口座に振り込まれ、とりあえず一安心。

なお、盗難ではなく自分の不注意で持ち物を紛失したり、壊してしまった場合は保険の適用外なので注意しましょう。

ゆりえった
ゆりえった
警察から発行された証明書がないと保険金を受け取れないこともあるので、盗難にあった場合はまずは警察署に行きましょう。運が良ければ落とし物として届いていることもあるようです。

 

反省点

基本中の基本ですが、日本にいても海外でも貴重品やバッグから目を話してはダメですね。

体調不良は回避できなくても、私のように「ちょっと目を話した隙きに」起こる盗難に関しては、自分が注意すれば十分防げたこと。

今後は二度と同じミスを繰り返さないように気をつけたいと思います。

ゆりえった
ゆりえった
とはいえ、ひったくりや無理やり荷物を取られそうになった場合は無理に抵抗するとケガをさせられたりする可能性もあるので、その場合は荷物よりも自分の身を守る方を優先しましょう。

クレジットカードの海外旅行保険を使うときの注意点

 

このように海外旅行保険が付帯されているクレジットカードがあると万が一のトラブルでも安心なのですが、いくつか注意点があります。

 

海外旅行保険の利用付帯と自動付帯

まず、クレジットカードによっては旅行代金をそのクレジットカードで事前に決済していないと保険が適用されないケースがあります(利用付帯)

その場合は、航空券や現地のホテル代、空港までの移動にかかる料金を保険を利用したいクレジットカードで支払っておく必要があるので注意しましょう。

 

クレジットカードカードによる補償内容の違い

また、クレジットカード会社や持っているカードのランク(ステイタス)によって補償内容や金額が異なるので、これについても予めしっかり確認しておくべきです。

たとえば私のメインカードの一つ、エポスプラチナカードであれば盗難にあった場合の補償金額は最大100万円ですが、カードによっては10万円、30万円であるなど、大きく違いがあります。

ゆりえった
ゆりえった
私が実際に利用しているのクレジットカードはこのあとの章でお話しています。

 

ネット環境

海外で不測の事態が起こったときにネットが使えないのも心配です。

現地の人に言葉が通じなくてもネットに繋がっていればすぐにGoogle翻訳で会話することができるだけでなく、保険会社にもすぐに連絡できます。

 

ですが、モバイルWifiは個人的にはあまりおすすめしません。

モバイルWifiのデメリットは、荷物が増えるだけでなく、せっかくスマホはフル充電なのにモバイルWifiの充電を忘れたりして結局ネットが使えないことも多々あるからです(経験済み)。

 

よって、海外旅行(とくに5日以上の長めの旅行)では海外SIMカードがおすすめ

現地で自分のスマホのSIMカードだけ変えればいいので荷物が増えないし、比較的ネット環境も安定しており、海外の電話番号を一時的に持つことができるので海外から保険会社に電話をかけることも可能です。

 

また、SIMカードの方が料金も安くなる場合が多いのでお財布的にも安心です。

日本でも楽天やAmazonで購入することができ、日本で購入して事前に初期設定も済ませることができるので、現地に到着後すぐに利用できます。

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ゆりえった
ゆりえった
海外SIMカードを使う場合、持っているスマホがSIMロック解除(SIMフリー)となっている必要があるので、事前に確認しておきましょう!

海外旅行で持っていると安心のクレジットカード

 

私のようなケースだけではなく、空港でのロストバゲージや誤って他人の物を壊してしまうなど海外旅行では様々なハプニングに遭遇する可能性があります。

なので、海外旅行保険の補償内容が充実したクレジットカードは絶対に一つは持っておくべきです。

 

私自身は念のため毎回2枚以上は海外旅行保険が付帯しているカードを持参していて、実際にこれまでの度々のトラブルでSPGカードエポスプラチナカードの2枚が活躍してくれました。

詳しくは以下の記事でからどうぞ。

海外旅行保険付帯のおすすめのクレジットカード【安心の1枚とは】 こんな疑問に答えます。 利用頻度の多い海外旅行保険の種類 海外旅行保険付帯のクレジットカードを選ぶときの注意...

まとめ

 

実際の私の経験をもとに海外旅行保険の使い方をまとめてみました。

もしトラブルに巻き込まれたりハプニングがあった場合、うすればいいかわからなければまずは保険会社の窓口に電話してみるのがいいと思います。

そうすれば日本語で丁寧に案内してもらうことができるし、場合によって現地側と保険会社の方で適切に対応してくれることもあります。

 

そのためには旅行に行く前にクレジットカード付帯の保険の内容をきちんと確認し(必要があれば新しいカードを作っておき)、現地からの問合せ先も予め調べてすぐに分かるように控えておくと安心です。

万全の備えをしておけば安心&楽しい旅行になると思いますよ。

 

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