冬の人気の観光スポットとしても有名な白川郷。名前は知らなくても写真を見れば誰も出しる日本の観光地の一つです。
私も長年行きたいとは思っていたものの、なかなか行く機会がなく…と躊躇していたらコロナ禍となり旅行には行きづらい状況になってしまいました。
そして白川郷の合掌造りの家の冬季ライトアップも2020年より中止が続き、この2022年は再開の予定だったのですが、コロナ感染者の増加により開催期間中に中止が決定してしまいました。
ところが、実は奇跡的にこのライトアップを観ることができたので、この記事ではこれから初めて冬の白川郷を訪れる人向けに、旅を快適に100%楽しむためのポイントを紹介します。
Contents
白川郷の概要
白川郷は合掌造り家屋が大小100棟以上も点在する集落です。飛騨エリアの中心的駅・JR高山駅からバスで約1時間の距離にあります。
合掌造りの家がそのまま残された集落が自然とともに昔の形のまま残された景観は、世界的にも重要な文化遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界文化遺産に登録されています。
白川郷の冬季ライトアップ
白川郷はどの季節に行っても見応えのある観光地ですが、おすすめはやっぱり冬。一大イベントである白川郷集落ライトアップの景色は格別です。
雪化粧した集落のライトアップはまさに幻想的。期待通り圧巻の風景でしたが、キラキラと舞う雪も相まって、その美しさに魅了されてしまいました。
こちらが2022年の冬季ライトアップの様子です↓
白川郷ライトアップへの参加方法
2019年から白川郷ライトアップは完全予約制の抽選で当選した場合のみ参加できます。
冬季夜間は入場制限が敷かれているので、参加方法の詳細は白川郷観光協会公式サイトからご覧ください。
2022年はコロナウイルス感染防止のため、参加者数を絞って開催されましたが、外国人観光客や観光を自粛する人の増加により、私たちは訪問一週間前の予約でもチケットを入手できました。
参加方法はいくつか選択肢がありましたが、私たちは岐阜県高山市からのバツスアーをチョイス。(濃飛バスのWebサイトから申し込みましたが、現在は全てのツアーが中止されています。)
当日のスケジュールや宿泊場所などについて以下の記事で詳しく解説しています。
白川郷へのアクセス
冬の間、白川郷周辺地域は積雪量が多くなるため、普段雪持ちの運転に慣れていない場合はバスなど公共交通機関を利用するのがおすすめです。
東京都内から向かう場合のアクセスについては、新宿から高速バスでJR高山駅まで移動し、白川郷行きのバスに乗り換えるのがシンプルで楽な移動方法。
詳しくは「都内→白川郷への移動」をご参考にどうぞ。
その他の駅からのアクセスについては以下がおすすめです。
✓その他駅からのアクセス
- 【金沢駅】 高速バス・濃飛バス / 高山バスセンター行き →【白川郷バス停】
- 【富山駅】- 高速バス・濃飛バス / 高山バスセンター行き →【白川郷バス停】
- 【名古屋駅】- 高速バス・岐阜バス / 白川郷行き →【白川郷バス停】
白川郷での服装・持ち物のポイント
冬の白川郷はとにかく寒いです。積雪量も多く、日によっては大雪のことも珍しくはないので、防寒、防水を意識して準備するのがおすすめです。
帽子
寒さや雪から頭を守ってくれるキャップやニット帽などがあると安心。
私たちが訪れた日は途中から湿り気のあるベチョっとした雪が降り始め、何もかぶらないままで30分も外にいたらびしょ濡れになっていたと思います。
ダウンコート
冬の白川郷では水をはじく厚手のダウンコートがおすすめ。とくに丈の長いコートだと何時間も外にいても寒さを感じづらいと思います。
手袋
冬の白川郷で手袋がないままで何時間も外で写真を取り続けるのはかなりツラいでしょう。
手につけたままでもスマホが使えるものや、指先のみ外に出せるようなタイプの手袋があると写真を撮るときにも邪魔にならず便利です。
スノーブーツ
冬の白川郷では雪の上を歩いても濡れない温かいスノーブーツがおすすめ。実際、現地でも多くの男女がスノーブーツを履いていました。
脱げづらい厚手のソックスも併用するのがおすすめです。
傘
当日の天気にもよりますが、白川郷の冬はよく雪が降るようなのでビニール傘か折りたたみ傘があると安心です。
懐中電灯
絶対必須の持ち物ではないのですが、持っていると安心なのが懐中電灯。これは冬でなくともあると便利。
夜間の現地はかなり暗くなります。
ライトアップしているときでも場所によっては夜は足元が見えにくくなり、道脇の側溝に落ちてしまう人もいるのだとか。
ホッカイロ
冷え性の人にはホッカイロをとくにおすすめしたいです。歩き回っていても寒さがどんどん身体を襲います。
現金
白川郷では支払いは基本的には現金です。また、飛騨高山など周辺エリアの観光でも現金決済のみのお店も多いので、ある程度現金を持参しておくと安心。
比較的高級路線の飲食店などはクレジットカード決済が可能なお店も多いです。
白川郷を存分に楽しむ秘訣
今回私たちは初めて白川郷に行ったのですが、思った以上に白川郷を楽しむことができたので、とくにおすすめしたいポイントをご紹介します。
ぜひこれからの観光にお役立てください。
展望台に行かなくても十分楽しめる
白川郷随一の撮影スポットであり、パンフレットでもおなじみの景色がのぞめる天守閣展望台。
もちろんこの展望台に私たちも行きたかったのですが、残念ながら展望台も入場制限があり、予約ページを見たときにはすでにどこも満席…。
このため、ライトアップは集落内からの見学になりましたが、集落内からの見学のほうが到着直後からすぐにライトアップを観ることができ、食べ歩きしながら、温かい屋内に入りながら楽しむことができました。
展望台からの眺めももちろん素晴らしいと思うのですが、天候によっては景色がよく見えなかったり、待ち時間が長すぎることもあるようです。
私が参考にしたトリップアドバイザーの口コミも載せておきます。(チケットがとれなかったときにこれで気持ちをなだめていました笑)
>>白川郷の口コミ
おすすめの撮影スポットの探し方
白川郷に入ると、どこを見ても美しい景色ばかりでどこで映える写真を撮るべきか迷います。
そこでぜひ参考にしていただきたいのが、ツアーガイドさんや観光案内所などでもらえる白川郷の観光マップ。
こちらの画像のようなマップを配布してもらえるのですが、現地でもらえるマップにはおすすめの撮影スポットが記載されています。(残念ながら、当日配布されたマップと同じファイルをWeb上から探せませんでした…)
食事は少し遠くまで足を伸ばすのもGOOD
私たちは白川郷の集落の中から少し外に足を伸ばして、集落から徒歩10分ほどの白水園で夕食をとりました。
こちらでは魚料理をメインとした地元料理を楽しめます。
お店では獲ったばかりの新鮮な魚をいただくことができるのですが、まさか窓から見える目の前の雪に囲まれた池から直接獲った魚をいただけるとは思ってもいませんでした!
■店舗情報
白水園|郷土料理
予約・問合せ:05769-6-1200
住所:岐阜県大野郡白川村荻町354
営業時間:(昼)11:30~15:00
冬季ライトアップ 開催時期16:00~20:00
日曜営業/不定休
白川郷のライトアップをどうしても観たいなら(裏技)
ここまで冬にライトアップされた白川郷の魅力をお伝えしてきましたが、残念ながら冬の間は入場制限があるだけでなく、ここ数年はライトアップの実施自体されていません。
このため、毎年確実に冬の白川郷のライトアップを観れるチャンスをつかめるわけではないのですが、実は合掌造りの家々が立ち並ぶ集落のライトアップが観れるのは白川郷だけではありません。
岐阜県高山市にある「飛騨の里」も合掌造りの建物が並ぶ集落を見学することができる場所です。そして、冬の間、夜間はライトアップを見学することができます。
気になる方は以下の記事をご参照ください。
まとめ
いかがでしたか?
白川郷は一度訪れただけでもその魅力の虜になってしまうほど美しい場所。冬の雪の中に浮かぶ美しさはこの先も冬が来るたびに思い出す光景となりました。
ぜひ冬の白川郷に訪れてみてください。