一人暮らしの時は仕事が忙しくても飲み会が多くても部屋に帰ってくると1人になれてほっと一息つけるのが当たり前でした。
当時はめちゃくちゃ忙しいと思ってたけど実は自由な時間がたくさんあったな、とつくづく思います。
夫と一緒に住み始めた当初は嬉しくて毎日が新鮮だったけど、何年も一緒にいるうちに「2人でいるのが心地よい」を通りすぎて「たまには一人になりたい…」と思うことが増えてきました。
とくに最近は二人とも自宅で仕事をすることが多くなり、一人になる時間がなくてつらい。
彼が外出していてもその時間に限って会議が入っていたりしていて一人の時間を持てない。(今の会社はとにかく会議が多い。)
なので彼が外出先から帰ってくると「もう帰ってきちゃったの…」とがっかりしてしまう。
別に相手のことが嫌いなのではなく、むしろ大好きだし一緒に過ごすのは楽しいけど、人間だもの、たまには一人でぼんやりしたり好きなように過ごしたいわけです。
そこでこの記事では、そんな私が見つけた一人になる時間がない人が少しでもほっとできる時間をつくるための方法をまとめました。
今からすぐにできることも書いているので、いつも家族や他人にあわせてばかりで疲れたと感じているならぜひ読んでみてください。
一人の時間がなくてつらいと感じるのは自然なこと
昔から私は「気が効く人」「気遣いできる人」とよく言われてきたのだけど、たしかに普段から周りの人達が心地よく過ごせているか、嫌な思いはしていないか、困っていないか、ということを気にする傾向がありました。
要するに世話焼き。
なので、家族にできるだけ快適に過ごしてほしくてつい頑張りすぎてしまい、家族にとってもそれが当たり前になり、家事は全部私が担当、家のことは何でも私に頼る生活が普通になっていました。
その結果、気がついたらいつも自分のやりたいことは後回し…
ゆっくりお風呂時間を楽しむ時間もない。
昔は大好きだった大音量で音楽をかけたり、オーディオブックを聴いたりする時間もない。
一人でゆっくりカフェで読書する時間もない。
ペディギアを塗ってぼんやり乾くのを待つ時間もない。
TVの前でゴロゴロぐうたら過ごす時間もない。
こんな感じで仕事以外はほとんどが家族のための時間になっていたので、自由に自分の好きなことを楽しむ時間がなかったので当時は本当につらかった。
でも、「女性はみんなこうやって頑張っているんだ」と思っていたので、これにストレスを感じる私が間違っている…と全て一人で抱え込んでいました。
一人の時間がなくてつらいのは頑張り過ぎの証
「二兎を追う者は一兎をも得ず」というように、全部ちゃんとやろうと思っても無理。だから自分のための時間が犠牲になる。
でも、実は「ちゃんとやらなくちゃいけない」と思っていることの中にはちゃんとやらなくてもいいこともたくさんあるんです。
たとえば、食事の後に毎回食器を洗う必要はなく、ときにはさぼるときがあってもいい。
毎日頑張ってご飯を作らなくてもいいし、数日くらい洗濯物を溜めておいてもいいんです。
家族の目が気になるからと言って毎日お風呂に入る必要もない。もちろん毎日入浴したいけど、疲れていたら睡眠第一。
私はこうやって「ちゃんとやらなきゃいけない」という気持ちから自分を開放することで、少しずつ一人の時間を確保できるようになりました。
私の友達や同僚もそうだけど、女性たちはみんな本当によく頑張ってます。だからたまには自分を甘やかしましょう。
本当に必要なことだけを優先していくこと、そしてその優先事項の中に自分の時間も必ず入れることを意識してみると、少しずつ生活が変わってきます。
今すぐできる自分を甘やかす方法
とはいえ、自分がやらないと誰もやってくれない。だから夫や彼氏、家族に変わってほしいという人もいます。でも、ヒトを変えることほど難しいことはありません。
であれば自分が変わればOK。
あるとき私は「これ以上仕事も家のことも全部完璧にやろうとしていたら心も体が壊れる」と気がついて、全部自分でやろうとすることをやめました。
毎日手料理を作ることが私の役目だと思っていたけど、そのときから夜ご飯だけデリバリーを頼んだり、宅配弁当を取り入れ始めました。
とくに宅配弁当は本当に楽で、最近では栄養価が高くカロリーや塩分計算されたバランスの良いお弁当が自宅で気軽に食べられるので忙しい女性には本当におすすめ。詳しくは以下の記事からどうぞ。
家族がデリバリーや冷凍弁当が嫌なら、今の時代は家事代行を頼むことだってできます。
料理の他、掃除や選択まで頼むこともできるので、その浮いた時間で一人の時間を確保すればいいんです。家事代行は高いと思っている人もいるけど、実際は利用しやすい料金のサービスも多いです。
買い物も自分でお店まで行く必要はありません。Amazon定期便を頼んだり、買い物代行サービスを利用すれば重い荷物を自分で運ぶ重労働からも開放されます。
あるいは便利家電に頼るのもおすすめです。掃除ならルンバ やブラーバ(床拭きロボット)を利用すれば外出しているときや睡眠中に勝手に掃除してくれます。
こうやって少しずつ自分が楽できる方法を取り入れていくと、家族との時間を大切にしつつも自分の時間も持てるようになります。
自分が変われば家族も変わる
「なんだ、お金がかかることばかりじゃん」と思われた方もいるかもしれないけど、我が家の場合はこうして私自身の行動を変えていったことで家族の行動も少しずつ変わり始めました。
完璧主義を止めて疲れているときは無理に頑張らなくなったことで、夫にどんなときに私が疲れているのか、疲れているとどうなるのか、ということが伝わったようで、最近では夫が買い物に行ってくれるようになったり、ゴミ捨てを率先して担当してくれたり、皿洗いまでしてくれるようになりました。
どの家庭でもこのようにうまくいくことばかりではないかもしれませんが、「一人になる時間が全然ない」「毎日心底疲れている」という状況を変えたいなら、これまでの自分の行動を変えてみなければ何も変わりません。
誰にも助けを求めず、そのまま頑張り続けても誰も気づかないし助けてくれません。
なので、今日から頑張りすぎる自分を少しずつ甘やかしてみてください。完璧主義も止めてみてください。
そうすれば少しずつ状況が変わってくるはずです。